Mission
本物の技・味を追求し、
後世によりよき文化を
継承する。
伝統ある職人の町、京都 西陣の中ほどに本店を構える京西陣菓匠 宗禅。
私たちは、文明が進化し職人の意義が薄れてゆく現代社会において
『本物の技・味を追求し、後世によりよき文化を継承する』を使命に掲げ、
日々あられづくりの技を磨き、その普及に勤しんでおります。
また、西陣織の『美』と伝統的な和菓子の『味』の融合により真の美味しさを追求。
私たちの本務であるあられづくりを通して西陣織を表現することで、
日本の伝統と文化を継承してまいります。
店主ご挨拶
京西陣菓匠 宗禅の理念の一つに『例を時ととらえる精神』があります。
古いものごと(例)に執着するだけではなく、時代性(時)をも大切にし、新しい時代の移り変わりに応じて変化していくーーそうすることで次の時代の先例となり、やがて文化として受け継がれていくという考えで、応仁の乱で西に陣を構えた山名宗全公が言われた言葉に由来します。
これは、効率化がよしとされる時代において、日本古来から続く文化や伝統が軽薄視されることに不安を感じていた私に勇気を与えてくれた言葉であり、独立の背中を押してくれた言葉でもあります。
屋号は、感銘を受けた山名宗全公の名から『宗』の字をいただき、日本の文化を受け継いでいくという決意を込めて『全』の字を『禅』と置き換え、『宗禅』としました。
宗禅の名のもとに、後世によりよき文化を継承するという使命をまっとうし、
時代性に合わせて変化しながらも、時代に迎合せず本物であり続けること。
時代が変わっても、今までも、これからも変わらない想いです。
店主山本宗禅
昭和48年8月18日 大阪の老舗おかき屋の4代目として生まれ、幼少の頃から菓子づくりの職人に囲まれた環境で育つ。
平成16年 上技物あられの技術を継承し、上技師として京西陣菓匠 宗禅を創業。
食事やスイーツのレシピ開発にも力をいれ、大手メーカーのオリジナルスイーツ開発、PB商品のプロデュースなどを手がけるとともに、企業向け講演会にも多数登壇。
あられ職人が紡ぐ文化に魅せられ、素晴らしさを伝えるべく日々精力的に活動をしている。
山本宗禅 note
京西陣に店を構えるということ
出格子や虫籠窓、瓦屋根が風情を醸す京町家が軒を連ねる京都 西陣。
西陣の地名は応仁元年に山名宗全公が陣を構えたことに由来し、京西陣菓匠 宗禅は宗全公からその名をいただき、西陣の地で創業いたしました。
京都には多くの伝統工芸が連綿と続いており、中でも西陣は職人の数が多い地域。本物を見極める目利きが多く、新参者が商売をするには難しい町であると言われています。
ですが、審美眼が厳しいこの町に店を構えることは、品質のよい商品や真摯なサービスを提供するという高い志を立てるに好ましい環境と捉えることも。
伝統と技術が息づくこの町で、京西陣菓匠 宗禅一同、本物の技と味を求めて日々精進しています。
菓匠 宗禅の創作あられには、西陣織の美しい世界を表現したものが多数ございます。これは、創業時に大きな影響を受けた西陣織の素晴らしさを宗禅らしく伝えたいという想いによるものです。
西陣本店へお越しの際には界隈を散策し、町の空気感も感じていただけると幸いです。
あられづくりの想い
京西陣菓匠 宗禅では、美味しさとは『美しさ(見た目)』と『おいしさ(味)』の融合であると考えます。
素材選びや工程にこだわりを傾けるのは、美味しさへの情熱。菓匠 宗禅が誇る上技物あられの技術が表現するのは、西陣織の美しさ。
西陣織をモチーフとした上技物の『美』と、京のあられの『味』を融合することで、菓匠 宗禅が思い描く真に美味しいあられが完成するのです。
日常のひとときに、特別な時間に、本当の美味しさをお届けします。
上技師による緻密な細工技術や私たちの商品については、こちらのページにてご紹介しています。
宗禅の紋
京西陣菓匠 宗禅の紋は、空を舞う桜の花びらです。
西陣の名の由来になったとされる山名宗全公は、身を隠す前に孫を呼び寄せ、波乱万丈の人生を桜に例えて語ったそうです。話し終えた後「好きな桜を見たい」と開いた障子の外には、空一面美しい老桜の花びらが舞っていたのだとか。
菓匠 宗禅の紋は、宗全公が感慨深い面持ちで障子越しに眺めたであろう桜を、京の名工 村井紀炎先生に表現していただきました。
一方 ロゴには、古き良き文化を伝え残しながら、新しい文化を創造するという誓いを込め、古来より使われている字体と斬新な字体を組み合わせ、工芸家 木村良和先生に表現していただいたものです。
取り組み
『後世によりよき文化を継承する』というミッションを掲げる京西陣菓匠 宗禅では、SDGsや地域での活動にも積極的に取り組んでいます。私たちが出来ることは小さなものですが、日常に溶け込み、嬉しくて美味しい思い出とともに記憶に残る活動を心がけています。
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SDGs
SDGsの目標12番目『つくる責任 つかう責任』に着目し、
『フードロス削減、もったいないシンキング』を日々のお菓子製造、販売、お届けの工程の中で実践しています。また、あられの皿をえびせんでつくり、美味しくゴミを減らす商品もご好評いただいています。 -
地域での活動
西陣の地に店舗を構える企業として、地域貢献につながる活動を行っています。『杼伝承プロジェクト』『西陣ツアー』など、街の活性化や文化の保全に関わるもの、地域の子どもたちの食育をサポートする『工場見学会』『製造体験』など、その内容は多岐に及びます。
『SDGs』や『地域での活動』は、コラムページでも更新いたします。
会社概要
会社名 | 京西陣菓匠宗禅有限会社 |
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創業 | 創業2000年9月1日 |
代表取締役 | 山本佳明(宗禅) |
従業員数 | 33名 |
資本金 | 300万円 |
主な得意先 | 株式会社大丸松坂屋百貨店 株式会社京阪百貨店 株式会社そごう・西武 株式会社JR東海リテイリング・プラス 株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネット 株式会社京都駅観光デパート 関西国際空港産業株式会社 京都ガ-デンパレスホテル 京都ブライトンホテル ザ・リッツカールトンホテル京都 |
営業内容 | 京あられ・おせんべい製造販売 |
所在地 | 〒602-8493京都府京都市上京区寺之内通浄福寺東角中猪熊町310-2 [Google Map] |
電話番号 | 0120-040-009 |
FAX | 0120-050-009 |
沿革
平成12年11月11日 | 西陣本店創業 |
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平成12年11月24日 | 京阪百貨店守口店開店 |
平成15年2月20日 | 京阪百貨店枚方店開店 |
平成16年11月11日 | 京都工場開設 |
平成19年10月13日 | 西陣本店を寺之内通浄福寺東角に移転 |
平成22年10月5日 | 京阪百貨店すみのどう店開店 |
平成22年10月5日 | 新ブランド『京久御山文禄庵』すみのどう店開店 |
平成23年6月1日 | 京都駅店(京都駅ビル専門店街TheCUEB内)開店 |
平成23年11月9日 | 『京久御山文禄庵』京阪百貨店守口店開店 |
平成26年8月7日 | 京阪百貨店 モール京橋店開店 |
平成27年3月19日 | 京阪百貨店 くずはモール店開店 |
令和3年7月7日 | 『KYOTO SOUZEN』京このみ店開店 |
令和4年6月11日 | 『KYOTO SOUZEN』京小町店開店 |
令和4年9月11日 | 『KYOTO SOUZEN』京都八条口店開店 |